2008年11月16日日曜日

さあ、僕を消してくれ。

「カヲル君…どうして…」
「僕が生き続けることが僕の運命だからだよ。結果、人が滅びてもね。だが、このまま死ぬこともできる。生と死は等価値なんだ、僕にとってはね。自らの死、それが唯一の絶対的自由なんだよ。」
「何を…カヲル君…君が何を言っているのか分かんないよ!カヲル君!」
「遺言だよ。」
「さあ、僕を消してくれ。そうしなければ君らが消えることになる。滅びの時を免れ、未来を与えられる生命体は一つしか選ばれないんだ。そして、君は死すべき存在ではない。」
「…」
「君たちには未来が必要だ。ありがとう。君に逢えて、嬉しかったよ。」
「…」

新世紀エヴァンゲリオン第弐拾四話「最後のシ者」より 渚カヲルと碇シンジの台詞です。
エヴァのストーリーは張り巡らされた伏線に対してほとんど解答がないまま終わってしまいました。そのためにエヴァ本と呼ばれるエヴァの謎解き本が多数出版されました。
このカヲル君の台詞はエヴァの物語の根幹に触れる重要なせりふなんでですね。いろんなエヴァの本を読んで初めて分かりました

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