2008年11月4日火曜日

それは太陽のせいだ

カミュの『異邦人』ですね
この前、久しぶりに読んでみました。
初めて読んだのは高校生の頃でしたが、その時はなにがおもしろいのか分かりませんでした。でもカミュが描きたかったのはニヒリズムなんだと分かった今なら、その良さが分かります。
「それは太陽のせいだ」殺人を犯したムルソーは法廷でこの台詞を言います。
それは殺人の動機の説明にはなっていないけど、彼自身の中では完結した論理だったんですね。
カミュはこの作品の中で太陽についての描写を丁寧にしています。

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