2010年5月22日土曜日

自発的対称性の破れ

宇宙のはじまりを説明するために、とても重要な概念。
JANJANニュースに分かりやすい説明がありあました。
要約すると、“自発的対称性の破れ”の概念が証明されるまで自然には対称性があると考えられてきた。ディラックが提唱した反物質という概念によって、物質は反物質を持ち、対生成‐対消滅を繰り返しているということが分かっていた。しかし、その対称性の概念では宇宙の誕生は説明できず、矛盾してしまうことになる。つまり、相対性理論によって物質がエネルギーに変換できることが説明され、無からの生成は説明できるが、ディラックの反物質を鑑みると宇宙の始めのはじめは対生成と対消滅が繰り返されるばかりで、それ以上の宇宙の広がりは説明できないことになってしまうのだ。
そこで、重要になってくるのがこの概念というわけだ。

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